もうすぐクリスマスですね!
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
僕は、今年もクリぼっちでクリスマスをお祝いする予定です
今回は、そんなクリスマスが大嫌いな一人の老人を描いた物語
クリスマスを代表する文学作品
「クリスマス・キャロル」をご紹介します
実はこの作品
今のクリスマス文化の“原型”をつくった物語だということはご存じですか?
まず最初の章では
「クリスマス・キャロル」を知らない方のために軽くどんなお話なのかをご紹介します
第2章では
『クリスマス・キャロル』がもたらしたクリスマス文化の変化について
そして第3章では
これまで数多く映像化されてきた『クリスマス・キャロル』の中から
オススメの映画を3つほどご紹介したいと思います!
それでは、早速まいりましょう!
クリスマス・キャロルのあらすじ
まず、クリスマス・キャロルを知らない方のために、軽くあらすじを紹介します
18世紀のロンドンに、スクルージという金持ちでありながら
ケチで頑固、そして町の嫌われ者の老人がいました
あるクリスマスの前夜
共同経営者であり、7年前のクリスマスに亡くなった
ジェイコブ・マーレイの亡霊がスクルージの前に現れます
そこでマーレイの亡霊は
今日から3日間、真夜中の1時に3人の精霊がスクルージの前に現れると告げます
スクルージは「過去・現在・未来のクリスマスの精霊」と共に
自身の過去・現在・未来を巡る旅に出て
なぜ自分が富を得たことで
人とのつながりを拒み始めたのか
そしてクリスマスの精神とは何なのかを知っていく物語です
| クリスマス・キャロル (岩波少年文庫 551) [ チャールズ・ディケンズ ] 価格:825円(税込、送料無料) (2025/11/24時点) 楽天で購入 |
これが「クリスマス・キャロル」の簡単なあらすじとなっています
では次の章では
この「クリスマス・キャロル」がもたらした
現代でも続くクリスマス文化はいったい何なのかをご紹介します
クリスマス・キャロルがもたらしたクリスマスの文化
みなさんは、クリスマスの文化と聞くと何を想像しますか?
「サンタクロース」や「プレゼント」?
大切な人と一緒に過ごすこと?
それとも、恵まれない人を支える慈悲の心でしょうか?
もしこの中に一つでも当てはまるものがあれば
あなたも「クリスマス・キャロル」の影響を無意識に体感していることになります。
(※ちなみに、この作品にはサンタは登場しないんですけど)
「クリスマス・キャロル」が世に出る以前
当時のイギリスではクリスマスはすでに“ほとんど死んだ文化”になっていました
その始まりは、17世紀に起きた清教徒革命です
厳格な価値観を持つ清教徒(ピューリタン)は
クリスマスを「無駄に騒ぐ行事」とみなし、祝うことを禁止してしまいます
その後、宗教改革の流れでプロテスタントが主流になると
クリスマスは少しずつ戻り始めました
しかし、今のように華やかではなく
「静かに過ごす日」程度の控えめな行事にとどまっていました
そこへ追い打ちをかけたのが、18〜19世紀にかけての産業革命です
急激な工業化で失業者が増え、働く人々も長時間労働に追われ、休みすら取れない日々
多くの家庭が経済的にも精神的にも余裕をなくし
「クリスマスどころではない」状況に陥っていました
作者チャールズ・ディケンズ自身も、幼少期に貧困や労働問題を身近に経験しています
その現実が『クリスマス・キャロル』の登場人物やテーマに強く反映されているのです
宗教的な背景と経済的な不況が重なり、クリスマスは長く衰退し続けていました
しかし――
1843年に『クリスマス・キャロル』が出版されると、状況は一変します
物語に描かれた「思いやり」や「家族・仲間を大切にする心」が人々の胸に響き
クリスマスを祝う文化が再び広がり始めました
その影響で
・七面鳥を買って家族で食卓を囲む
・友人や親戚とパーティを開く
・貧しい人々に寄付をして助け合う
といった習慣が一気に浸透し、クリスマスは再び国民的な行事として復興していきました
こうして“クリスマスらしい過ごし方”が定着し
今の私たちが楽しむクリスマス文化の土台が築かれたのです
そのためチャールズ・ディケンズは「クリスマスをよみがえらせた作家」として
今もなお語り継がれています
クリスマス文化を復活させた名作――
「クリスマス・キャロル」
この物語は今でも愛され続けており、年代ごとに何度も映画化されてきました
そのため、作品ごとに雰囲気や演出が異なり
「どれを見ればいいのかわからない…」
「バージョンが多すぎて選べない…」
と感じている方も多いかもしれません
そこで今回は、そんな方のために
僕が自信を持ってオススメする『クリスマス・キャロル』の映画を3つご紹介いたします
個人的オススメする「クリスマス・キャロル」映画3選
Disney’s クリスマス・キャロル(2009)
まず最初にご紹介するのは
2009年にディズニーが制作した「クリスマス・キャロル」です
数ある映画版の中でも最も原作に忠実な作品といわれています
スクルージをはじめ、多くのキャラクターの声を担当しているのは
字幕版ではジム・キャリー、吹替版では山寺宏一さん
変幻自在の演技によって作品に深みと面白さを与えています
原作に忠実なクリスマス・キャロルを観たい方には、特にオススメです
| Disney’s クリスマス・キャロル【Blu-ray】 [ ジム・キャリー ] 価格:1,650円(税込、送料無料) (2025/11/24時点) 楽天で購入 |
1970年版「クリスマス・キャロル」
この作品は、全ての映像化の中でもオリジナル要素が強いミュージカル版です
物語の大きな流れは原作と同じですが
精霊たちの姿や振る舞いは大きくアレンジされており
原作が重視している「クリスマスの精神」よりも
スクルージ自身が人生を見つめ直すドラマ性が濃く描かれています
そのため、クリスマス映画というより
“ヒューマンドラマとしてのクリスマス・キャロル”といった印象の作品です
ミュージカル部分は非常に良くできていて
観終わったあとにはきっとこう呟きたくなるはずです
「Thank you very much」 と。
| クリスマス・キャロル【Blu-ray】 [ アルバート・フィニー ] 価格:1,560円(税込、送料無料) (2025/11/24時点) 楽天で購入 |
ミッキーのクリスマスキャロル(1983)
短時間でクリスマス・キャロルを楽しみたい方にオススメの作品です
ミッキーをはじめ、ドナルド、グーフィーなど
お馴染みのキャラクターが登場するディズニー流の「クリスマス・キャロル」
そして、スクルージ・マクダックのデビュー作でもあります
作品の長さはなんと25分!
他の映画と比べると約1/3ほどですが
物語の要点と「クリスマスの精神」をしっかり押さえている点が魅力です
時間がないけど雰囲気を楽しみたい方に最適な一作です
「クリスマス・キャロル」は多くの映像作品が作られており
人によって好みは分かれますが、どれもクオリティの高い作品ばかりです
もし今年、あるいは来年のクリスマスに
「クリスマス・キャロル」を楽しんでみたい方は
ぜひ今回ご紹介した作品もチェックしてみてくださいね!
最後に
「クリスマス・キャロル」は
クリスマスという一日を通して
人との思いやりや、弱い立場の人への慈悲の心を思い出させてくれる物語です
スクルージが変わっていく姿は
私たちが忘れがちな大切な気持ちを、そっと思い出させてくれます
みなさんのクリスマスも
どうか温かく、優しさに満ちた一日となりますように
最後は、この物語の象徴ともいえるティム坊やの言葉で締めくくりましょう
「メリークリスマス! 神のお恵みを! すべての人々に!」
メリークリスマス!神のお恵みを!すべての人々に!

コメント