ここ最近
やっぱりSNSがとても身近になってきたことで
人と面と向かってコミュニケーションを取る機会が
だんだん減ってきているように感じます
僕自身、仕事柄——
あまり人と会話をすることが少ない環境で働いているため
その分、日常の中で
「やっぱりコミュニケーションって大事だな」と感じることがよくあります
みなさんはどうですか?
家族や友人、仕事の同僚、そして恋人との間で
うまくコミュニケーションが取れているなと感じられていますか?
もし「なんだか最近、周囲とうまく話せていないな……」と感じているなら
今回ご紹介するこちらの書籍が、きっと役に立つはずです
『アサーション・トレーニング ―さわやかな〈自己表現〉のために』
この本は
自分の気持ちを正直に、でも相手を尊重しながら伝える方法
つまり「アサーション」について学べる
コミュニケーションの入門書です
僕自身も読んでみて
「なるほど、こういう伝え方があるんだ」と
目からウロコの気づきがたくさんありました
それでは次に
アサーションとは何か?
そしてこの本からどんな効果が得られるのか?
その内容について、くわしくご紹介していきましょう!
アサーションとは
ではまずアサーションとは何か?
アサーションとは
相手を尊重しながら、自分の意見や気持ちを率直に伝える
というコミュニケーションの方法です
みなさんのまわり、もしくはあなた自身は
普段こんな傾向、ありませんか?
① 相手に思ったことを伝えられず、つい我慢してしまう
② 思ったことをそのままズバッと口に出してしまう
多くの方は
このどちらかに当てはまるのではないでしょうか?
ちなみに僕は①のタイプです
この本によると
①は非自己主張表現といって
自分の意見よりも相手を優先してしまう
“相手優先タイプ”のことを指します
一方で、②は「攻撃的自己主張」
いわゆるパワハラもここに分類されるタイプで
自分を優先しすぎてしまう
“自分優先タイプ”のことです
では、アサーションはどこに当てはまるのか?
それは、①と②のちょうど中間
アサーションは
相手の意見もくみ取りつつ、自分の意見もきちんと伝えるという
“両者を尊重するコミュニケーションのかたち”です
つまり、アサーションとは——
相手にも配慮しながら、自分の本音も伝える方法
衝突せずに、自分らしく人と関われる
それが、アサーティブなコミュニケーションなんです
三訂版 アサーション・トレーニング さわやかな〈自己表現〉のために (アサーション・トレーニングシリーズ 1) [ 平木典子 ] 価格:1,760円(税込、送料無料) (2025/4/14時点) 楽天で購入 |
どのようなトレーニングがあるのか
この本は
読み進めながら自然とアサーションを身につけられる構成になっています
まず最初に出てくるのが
「あなた自身は相手優先タイプ?それとも自分優先タイプ?」をチェックできる
セルフチェックリストです
簡単な質問に答えていくだけで
自分のコミュニケーションの傾向が明確になります
そのあとは
アサーションの基本的な考え方についての解説に進みます
ここで紹介されているのが——
「相手にも意見がある。自分にも意見がある。」
どちらかが我慢するのではなく
お互いに意見を伝える権利(=アサーションの権利)があるという考え方
これは、単なるテクニックではなく
自分を大切にするための
“自己肯定”にもつながる大事なマインドセットです
そして最後に登場するのが
実際の会話でどうアサーションを活かすか
というコミュニケーションの組み立て方
・どう言えば相手を否定せずに伝えられるか
・自分の主張を押しつけずに理解してもらうには?
といった疑問に答えてくれる
とても実用的な内容が紹介されています
このように、「アサーション・トレーニング」は
チェックリスト → 考え方 → 実践法 という流れで
初心者にもわかりやすく構成された一冊になっています
アサーション・トレーニングの感想
この本はコミュニケーションの実用書として
非常に読みやすく入門書としてもおすすめだと感じました。
「コミュニケーションって難しい…」と感じている方にとっては
アサーションという考え方を知ることで
対人関係の見え方が少し変わるきっかけになる本だと思います
さて、ここで気になるのが
「じゃあ実際にアサーションやってみたの?」ということですよね
はい、僕も実際にやってみました
その結果はというと……
部分的にはうまくいった! というのが率直な感想です
ただし、ここは声を大にして言いたいのですが
人によって効果はかなり違うと思います
具体的には、
・相手が“相手優先タイプ”の場合 → アサーションはかなり効果あり!
普段、自分の気持ちを言えない相手に対して
こちらからうまく伝えることで、徐々に会話が広がっていきました
言葉のキャッチボールが生まれやすいんです
・相手が“自分優先タイプ”の場合 → アサーションはちょっと難しい…
相手は基本的に自分の話ばかりで
こちらの言葉をあまり拾ってくれません
この場合はアサーションをしても片道通行になりがちでした
本の中でも「根気強く取り組んでいきましょう」と書かれていますが
アサーションは一度で劇的に変わるものではないです
ですが
相手が“聞く耳を持つ人”なら
確実に関係性の変化を感じられる手応えがあります
結論としては・・・
もし相手が「自分の気持ちを言うのが苦手なタイプ」なら
アサーションはとても有効なコミュニケーション手段になるはずです
会話の中で「もっと相手とわかり合いたい」と感じている方は
ぜひこの本を読んで
アサーションにトライしてみることをおすすめします!
まとめ
いかがでしたか?
『アサーション・トレーニング』は
コミュニケーションを学ぶには
とても入りやすく、分かりやすい
まさにコミュニケーションの入門書です!
たしかにアサーションは
使う相手しだいで効果に違いがありますが
あなた自身のコミュニケーション力を高めるには
とても良い一冊だと思います
「コミュニケーション力を身につけたい」
「相手のことをもっと理解したい」
そう感じている方は
ぜひ『アサーション・トレーニング』を手に取って
自分なりのやさしいコミュニケーションを始めてみてはいかがでしょうか?
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